国土交通省では、道路舗装について今後の効率的な修繕に向け舗装の現状を把握することを目的に、
2016年度に「舗装点検要領」を策定し、国、地方公共団体において点検要領等をもとに定期点検を実施している。
2021年度に終了した1巡目点検の結果、修繕段階(判定区分V)の舗装の延長は、国土交通省:約7,000km、地方公共団体:約11,000km で、
このうち、修繕等措置に着手した割合は、国土交通省:17%(約1,300km)、地方公共団体:19%(約2,000km)であり、
舗装修繕の着手率は低水準にある。日本道路協会では2023年3月、「舗装点検要領」におけるメンテナンスサイクル構築の一環として、
既に一定の損傷が発生した舗装の詳細調査と修繕の適切な実施を目的として,詳細調査ならびに修繕設計の手順や選択肢を示した図書として
「アスファルト舗装の詳細調査・修繕設計便覧」を発刊した。これにより、道路管理機関の技術者や調査・診断の実務を履行する民間技術者に対して、
詳細調査による構造的健全性の把握や,調査結果に基づく修繕設計や工法の要点を具体的な事例に
基づいて提示することによって、より適切な維持修繕が実施されることが期待される。
本シンポジウムでは、これらの現状を紹介しつつ、道路利用者の安全安心の確保やライフサイクルコスト低減、
xROADを活用といった技術的側面のみならず、働き方改革・生産性向上にも寄与する次世代の舗装マネジメントのあり方などについて議論する。
記
日 時 : 令和6年11月19日(火) 12:40〜16:30(受付は11:40から開始します。)
場 所 : 銀座ブロッサム 中央会館 ホール( 東京都中央区銀座2-15-6)
東京メトロ有楽町線 新富町駅 徒歩1 分、東京メトロ日比谷線/都営地下鉄浅草線
東銀座駅 徒歩6 分
ホームページhttps://ginza-blossom.jp/
主 催 : 一般社団法人 日本道路建設業協会
後 援 : 国土交通省
協 賛 : 公益社団法人 日本道路協会
特別講演:「日本の道路をもっと安全・快適にしていくために」
日本大学 生産工学部 土木工学科 教授 秋葉 正一
パネルディスカッション:「より高度で効率的な舗装の維持修繕について」
座 長:北海道科学大学 工学部 都市環境学科 教授 亀山 修一
パネリスト:国土交通省 道路局 国道・技術課 道路メンテナンス企画室長 和田 賢哉
国立研究開発法人 土木研究所 道路技術研究グループ
舗装チーム 上席研究員 渡邉 一弘
北見工業大学 地域未来デザイン工学科
社会インフラ工学コース 准教授 富山 和也
株式会社高速道路総合研究所 道路研究部 舗装研究室長 江口 利幸
一般財団社団法人国土技術研究センター 道路政策グループ
道路管理チームリーダー 三屋 竜一
一般社団法人日本道路建設業協会 技術委員会 新技術開発部会 委員 平川 一成
定 員 : 約450 名
参加費 : 無料
申込方法 : 参加申込フォーム(https://www.dohkenkyo.or.jp) よりお申し込み下さい。
申込期間 : 10月15日(火)〜11月7日(木) 定員になり次第締め切ります。
・本シンポジウムは継続教育(CPDS) プログラムに認定されています。(ユニット数:3ユニット)
※会場参加の方のみで、オンライン配信の方は対象となりません。
必要な方は申込時にCPDS 番号をお知らせ下さい。CPDS 学習履歴申請は事務局が行います。
なお、シンポジウム当日は、CPDS 技術者証等を持参の上ご来場下さい。
・申し込まれた方には「参加者カード」を送付します。当日ご持参下さい。
問合せ先: 一般社団法人 日本道路建設業協会 広報・技術部 加藤
〒104-0032 東京都中央区八丁堀2 − 5 − 1 東京建設会館3 F TEL:03−3537−3056
E-mail:gijutsubu@dohkenkyo.or.jp