第23回 舗装技術に関する懸賞論文 入選論文
第23回目となる「舗装技術に関する懸賞論文」は、2022年11月から2023年1月にわたり、その内容分野により「研究開発部門」「製造施工部門」に分け論文の募集を行った。
2023年4月、(一社)日本道路建設業協会、舗装技術に関する懸賞論文審査委員会は、厳正な審議を重ね、入選論文13編を選定した。
入選は、研究開発部門で最優秀賞1編、優秀賞2編、佳作5編、特別賞1編、製造施工部門では、最優秀賞1編、優秀賞1編、佳作2編。
応募論文は、研究開発部門に17編、製造施工部門に7編の計24編あり、働き方改革、生産性向上やカーボンニュートラルが意識されているように見受けられた。
また、「研究開発」、「製造施工」おける目的として、合理化(生産性向上)や地球環境保全(CO2削減)のために「混合物や材料の開発」、「施工機械・システム」などが重点的に着目され開発・改良が進められており、「アスファルト舗装」に大きく目が向けられている傾向となっていた。
研究開発部門
最優秀賞 働き方を変革するプルーフローリング試験のデジタライゼーション
立花 洋平,駒坂 翼,門田 誠也,相田 尚
優秀賞 建設機械搭載型レーザスキャナの開発および舗装の BIM/CIM への活用
加藤 康弘,今井 龍一,平 謙二,中村 健二,塚田 義典
優秀賞 プラントミックスタイプのコンクリート床版用グースアスファルト混合物の開発
上地 俊孝,東本 崇,滝井 陵太,下舘 鎮,川上 篤史
佳作 構築材料を全て建設副産物とした環境負荷低減に寄与する安定処理路盤の開発
田口 翔大,横田 慎也,神下 竜三,武藤 朱音,西海 昌彦,道正 泰弘
佳作 床版防水性能を有する樹脂防水一体型アスファルト舗装の開発
麻上 淳平,設楽 直柔,平戸 利明,川上 篤史
佳作 揮発性有機化合物を抑制した環境配慮型常温アスファルト混合物の開発
菊池 玲児,吉田 雅義,横溝 克美
佳作 常温施工可能な防水用補修材の性能向上に関する検討
畠山 慶吾,牧野 幹,川上 篤史
佳作 再生路盤材を利用した二酸化炭素固定システムの検討
橋 知,谷中 哲,三戸 彩絵子,上河内 貴
特別賞 アスファルトフィニッシャの遠隔操作技術の開発
板東 芳博,森 晴哉,磯部 雅紀
製造施工部門
最優秀賞 アスファルト舗装工事の効率化に資する無型枠施工の確立
樋渡 竜太,平藤 雅也,桑田 直人,林 信也,菅原 大
優秀賞 コンクリート舗装の寒冷期施工における硬化促進剤の施工性改善効果
越川 喜孝,五島 泰宏,小原 賢司,上本 洋,飯島 友貴
佳作 国道舗装修繕工事におけるICT活用について
尾本 乾
佳作 アスファルト舗装工事における熱中症発生ゼロを目指して
―中温化混合物の活用や空調服の着用による熱中症予防への取り組み―
平野 麻衣子,橋 知,齋藤 知弥